出張!福祉教育~福祉ってなあに?~


突然ですが「社会福祉協議会」って、どんな仕事をしているのでしょうか?


・・・おそらく分かった方は少なかったのではないでしょうか。
今回は、社会福祉協議会の仕事の1つである「福祉教育」の授業についてご紹介します。
(※以下、「社会福祉協議会」を「社協」と表記します。)


社協は、町内の小中高等学校で「福祉について勉強したい・体験をしたい」という声に応えて、各校で福祉の授業に出張しています。
内容はさまざまで、社協職員が講話や体験の授業をおこなったり、時には高齢者や障害をお持ちの方など講話を設定したり関係団体の紹介も行っています。

その中で、ここ最近注目されているのが高齢者疑似体験です。
文字のごとく「高齢者の体験」!

高齢者の多い身延町は、「おじいちゃん・おばあちゃんと一緒に住んでいる」という方もいれば、「近所に高齢の方がいる」という方も多いのではないでしょうか。
(※平成27年度現在高齢化率42・1%。山梨県内27市町村で4番目に高齢化が進んでいます。)
しかし身近な存在のはずが、小学生・中学生、高校生からすればまだ自分の将来像として考えるには遠い存在のようです。


それもそのはず!自分の50年後60年後の姿を実際に想像できる人は少ないのです。
足が動かしにくい、体が重い、見えにくい、聞きづらい、物がうまく使えない等・・・
そこで実際に体験セットを使って「疑似(ぎじ)=まね」をすることで、高齢者への理解と思いやりの心を知ってもらうきっかけづくりをするのが「高齢者疑似体験」の授業です。


ここで紹介するのは平成27年11月に行った久那土小学校での体験風景です。

小学校4年生が体験しました。
まずは、歳をとることについてみんなで考えます。

 「今の自分」と比べて、歳をとると「何」が「どのように変わるのか」、たくさんの発見がありました。

その後、2人一組で「体験する人」「介助する人」の役割分担を行い、高齢者疑似体験を行います。

たくさんの装備をつけるだけでも大変そうです・・・。
その後は「指示書(ミッション)」を先生から受け取って、それぞれの組ごとにミッションクリアを目指します。


 日常のちょっとしたことでも、目が見えづらかったり指先の感覚が衰えたりすることで、時間がかかったりできないことになりえるのです。

((時間がかかってもできることならそれはその人の持っている「力」
急かしたり怒ったりするのではなく、見守ること・気遣うことを心がけてみましょう。))



階段を行き来するのもひと苦労・・・。しかし、杖を使ったり手すりを使うことでゆっくりでも安全に歩行することが出来ます。

このような体験を行うことで、
①体験する人・介助する人のそれぞれの気持ちを理解すること
②自分に出来ることを考えること
③行動する気持ちを持つこと
というような「心」を学び、養います。

普段の教室などで行う勉強とはひとあじ違った体験や学びができる。 それが「福祉教育」の大きな特徴であり、机の上だけではわからないところを実際に体験して考えるきっかけになります。

本を読んだり、小銭を探したり、ばんそうこうを貼ったり・・・そんな、日常の行動が難しい。
ドアは横にスライドするもの?それとも取っ手をまわすもの?段差はどれくらいの高さ?床はすべりやすい?


目線を変えるだけ、だれかの立場になって考えるだけで、気づいたり考えたりすることがいっぱいあります。
現在は町内の小・中・高等学校に出張して授業を行っています。また「自分たちでやってみたいけど、どんなことをすればいいのかわからない」という相談も一緒に考えます。
興味がある方は是非お問い合わせください。

※高齢者疑似体験については、体験セット(もみじ箱)を山梨県社会福祉協議会よりその都度借用しています。
  数に限りがあり、人数によっては全員が体験できないこともあります。
  また、山梨県下の学校等に貸し出されているため、借用には早めの予約をする必要があります。
  ご希望の日が確定している場合はお早めにご連絡ください。